医療脱毛って産毛もできるの?効果を実感するには○○がポイント!
産毛を医療脱毛するためには、産毛に対応している脱毛機を導入しているクリニックを選びましょう。また、増毛化・硬毛化するリスクに備え、硬毛化保証をしている医療機関がおすすめです。産毛に対応できる脱毛機の種類と、硬毛化について解説します。
産毛に効く脱毛機と効かない脱毛機の違いは?
クリニックで一般的に使用されているレーザー脱毛機(ショット式)の場合、毛のメラニン色素に作用して毛母細胞にダメージを与えます。一方、産毛に効くSHR脱毛機の場合、広範囲に弱い光エネルギーを照射して、毛母細胞に栄養を与えるバルジ領域や毛包にダメージを与えます。SHR式脱毛はメラニンに反応する脱毛法ではないので、色素の薄い毛や産毛にも効果があります。
この二つの脱毛方式の違いは、毛母細胞に対するダメージが直接的か間接的かという点です。ショット式レーザー脱毛の場合、直接毛を作りだす毛母細胞を破壊しますが、SHR脱毛の場合は毛母細胞の周囲にある領域にダメージを与え、間接的に毛母細胞の働きを止めます。そのため、通常のレーザー脱毛が照射後2~3週間で効果を実感できるのに対し、SHR式脱毛は1カ月ほどの時間を要するとされています。
SHR脱毛機は、まだ登場してから新しい脱毛方法なので、10年後、20年後にも継続的に効果があるかどうかは証明されていません。そのため、人気の高いクリニックでは、従来式の脱毛とSHR脱毛を組み合わせることで効果の高い脱毛を実現しています。産毛が気になる方は、SHR脱毛機を導入しているクリニックを選びましょう。
SHR式脱毛機の種類
医療機関で多く使われているSHR脱毛機としては、以下のものがあります。
・メディオスターNext Pro
・ソプラノアイスプラチナム
以上の二つは蓄熱方式のダイオードレーザー脱毛機となっています。痛みが少なく、また黒い色素であるメラニンに影響しないため日焼け肌や色黒の肌、色素沈着を起こした肌にも使うことができます。
産毛の硬毛化・増毛化とは
色素の薄い毛にレーザーを照射すると、1~10%ほどの確率で「増毛化・硬毛化」が起きることが報告されています。産毛の硬毛化とは、一度ムダ毛が抜け落ちた毛穴から、太い毛が再生して生えてきてしまう現象です。産毛の増毛化とは、一時的に毛が増えて見える現象です。
硬毛化・増毛化のはっきりとしたメカニズムは解明されていませんが、レーザーにより中途半端に熱を受けた結果、かえって毛母細胞が活性化してしまうことが原因とされています。背中や二の腕など、元々毛が薄く、産毛が多い部位で起こりやすく、予防法はまだ見つかっていません。多くのサロンやクリニックでは、契約前にリスクとして説明されます。
硬毛化や増毛化は、照射後ただちに判明するわけではなく、施術後1~3か月程度経ってから明らかになります。多くのケースでは、照射を続けることで改善されていきます。
硬毛化・増毛化保証のあるクリニックがおすすめ
硬毛化のリスクは高いものではありませんが、万一に備え、硬毛化・増毛化保証をしているクリニックで施術を受けることをおすすめします。脱毛のためにレーザー照射を受けたのに、かえってムダ毛が増えたり、太くなったりしては本末転倒ですね。
硬毛化保証のないクリニックの場合、硬くなったムダ毛を取り除くために余計に施術回数がかかり、費用もかさみます。しかし、保証をしてくれるクリニックであれば、所定の回数を完了した後も硬毛化・増毛化した部位から毛が無くならなかった場合、無料で再照射をしてくれます。特に産毛でお悩みの方は、硬毛化・増毛化保証のついたクリニックを選ぶことをおすすめします。